• ホーム
  • 導入事例
  • アクセスの70%がSmartNews経由。偶然の発見が導いたエンタメ業界の新広告戦略

トリックスターエンターテインメント株式会社

2025.10.20 (Mon)

アクセスの70%がSmartNews経由。偶然の発見が導いたエンタメ業界の新広告戦略

  • X
  • Facebook
  • Line

世界的パフォーマンス集団「Blue Man Group」の日本公演を手がけるトリックスターエンターテインメント株式会社。従来の広告媒体でのコスト高騰に悩んでいた同社が、SmartNews Adsの導入により従来比10分の1以下のコストでサイトアクセスを獲得し、新宿シアターミラノ座での公演を成功させた。

一人運用ながらリアルプロモーションとの戦略的連動で成果を最大化している秘訣とは。偶然の発見から始まった同社のSmartNews活用術について、プロデューサーの中村浩昭氏に話を聞いた。

エンタメ業界の宿命。チケット単価3%の宣伝費で挑むWeb広告の限界

ーーまず、御社の事業について教えてください。

中村氏:弊社は、Blue Man Groupの親会社シルク・ドゥ・ソレイユと日本およびアジアでの公演権を直接契約している会社です。日本において、2007年から累計100万人以上の動員を達成しています。私はプロデューサーとして劇場確保から資金調達、宣伝、キャスティング、契約周りまで幅広く担当しており、2019年から定期的にジャパンツアーを継続し、今年の8月はシアターミラノ座(新宿)の公演を成功させました。

ーーそんな御社はデジタルマーケティングにおいて、どのような課題を抱えていらっしゃったのでしょうか?

中村氏:エンターテインメント業界には特有の課題があります。率直に言うと「Webだけでは逆立ちしても売れない」業界なんです。チケット売上に対して使える宣伝費は約3%。3億円のチケットを売るための宣伝費は1,000万円前後で、その中でWeb広告にかけられる予算は限られています。
そんななか、従来利用していた大手WEB広告では、CPCが高騰し費用対効果が全く合わなくなりました。ワンクリック取るだけでかなりのコストがかかる状況で、継続を断念。さらに一人運用のため、パソコンに向かえるのは深夜11時過ぎや土日だけ。効率性と効果の両立が必要でした。

ニュース転載で起きた変化。公式サイトアクセスの70%がSmartNewsから流入

ーーSmartNews Adsを知ったきっかけを教えてください。

中村氏:偶然の出会いでした。今年の春、文化庁の助成金対象公演となり、子供向けに広く告知する必要がありました。そこで、ニュースリリースを配信したところ、マイナビ子育てが取り上げ、それをSmartNewsが転載してくれたんです。

そうしたら、その日から全体のアクセスの70%がSmartNewsになった。もう「SmartNewsすごい」としか言いようがなくて。これは広告媒体として使えるのではないかと思い、すぐに問い合わせました。営業担当の方から「CPC1円から可能です」と聞いて、その安さに驚いて試しにやってみることにしたんです。

ーーそうした経緯を経て、SmartNewsを選んだ決め手は何でしたか?

中村氏:選定理由は大きく2つあります。
1つ目は圧倒的なコストパフォーマンス。CPC1円から運用できるというのは、従来の広告媒体と比較して10分の1以下のコストです。この差は本当に大きい。

2つ目は「広告に見えない広告」という独自性です。SmartNewsはニュースページとして表示されるので、お客様にとって全く違和感がない。LPも公式サイトのニュースページに設定できるため、自然な流れでコンテンツを見てもらえます。
また、管理画面がシンプルでわかりやすいため、運用もしやすいだろうと感じました。他の大手Web広告プラットフォームでは、正直、私一人では運用できなかったと思います。

「投下10分後にアクセス急増」。リアルタイム効果が生む安心感

ーー実際に運用されて、期待通りの効果は得られましたか?

中村氏:想像以上の手応えを感じています。特に印象的だったのは、ゲスト出演者ごとにCPCが大きく変動したこと。

幅広い認知度を持つアーティストの場合、驚くほど低いCPCで大量のマス層にアプローチできました。一方、特定の世代に人気のあるアーティストはCPCが数倍になりましたが、ターゲット層への到達率は非常に高い。バラエティ番組で人気の出演者は中間的なCPC。一方で、テレビで良く見かける知名度の高い著名人の場合は、WEBと親和性が無かったため、CPCが高くなりました。

この違いから、「認知度が高い=広告効率が良い」という従来の常識が必ずしも正しくないとわかりました。むしろ、特定のファン層を持つゲストの方が、低コストで効率的にアクセスを集められる。この発見は今後の戦略に大きく活かせると考えています。

ーー即効性についても評価されていると伺いました。

中村氏:これが本当にすごい。広告費を投下して10分後にアクセスがどんどん上がるんです。リアルタイムでアナリティクスを見ていると、夜中の1時で7人くらいしかアクセスがないときなど、無性に不安になることがあったんですよね。でも、SmartNewsに予算を入れると一気に100人以上になる。この安心感は他の媒体では得られませんでした。

今のところ、SmartNewsは「底上げ役」として機能してくれていると感じています。主要Web広告媒体はコンバージョン獲得を担い、SmartNewsはサイトアクセスの底上げを担当する。この役割分担が非常にうまく機能しています。

また、アナリティクスのクロスネットワークを見ると、SmartNewsが8位から11位くらいに出てくるんです。SmartNewsでアクセスを大量に稼ぐことで、他の広告媒体のクロスネットワーク効率が上がり、全体のコンバージョンに繋がっているんです。

東横線ジャック×SmartNews集中投下。リアルとデジタルの戦略的連動術

ーーそうした成果を生み出すために、運用面で工夫されたことはありますか?

中村氏:大きく3つの工夫をしています。
1つ目は、リアルプロモーションとの連動です。東横線の車両ジャックを行った際、「チケット絶賛発売中」という広告を出すタイミングに合わせてSmartNewsでも広告を投下しました。交通広告とWeb広告の相性は実は良く、電車内で広告を見た人がそのままスマホで検索してくれます。

2つ目は、リアルなニュースとの連動。例えば、以前ゲストタレントがテレビのワイドショーでBlue Manについてコメントしてくれたときが、今年最もチケットが売れたタイミングでした。そこを見計らってSmartNewsと他の主要広告媒体に集中投下すると、オーガニック検索も含めて一気に売れます。

3つ目は、AIをフル活用したクリエイティブ制作。コピーを制作するとき、1案だけは自分で考え、あとはAIに「20案作って」と指示すると20案出してくれます。それをそのまま使い、CPCの高いものを後から削除する運用をしています。
クリエイティブの面で興味深かった発見は、同じBlue Manの広告でも、「この夏、Blue Manを楽しもう」というあやふやなニュースより、「VIP席登場。Blue Manと記念撮影しよう」という具体的な訴求の方が、コンバージョン率が高かったこと。具体的なベネフィットを示すことが、SmartNewsでは特に効果的だとわかりました。

ーー現在の成果を踏まえて、今後どのように活用していきたいとお考えですか?

中村氏:今回の成功パターンを今後の公演にも展開していきたいと考えています。特にリアルプロモーションとの連動は再現性が高いので、今後の車両ジャックやテレビ露出のタイミングでも、SmartNewsを戦略的に活用していく予定です。
SmartNewsの素晴らしいところは、一人運用でも高度な広告運用ができる点。管理画面はシンプルで使いやすく、営業担当の方のサポートもある。そして何より、投下した瞬間に効果が見えるという安心感。これは他の媒体では得られない価値だと思います。

トリックスターエンターテインメント株式会社が実践したSmartNews Adsで成果を出すための3つの戦略ポイント

今回のインタビューから見えてきた、SmartNews Adsで高い広告効果を生み出すための戦略ポイントは以下の3つです。

1. リアルプロモーションとの戦略的連携によって相乗効果を創出

交通広告やテレビ露出など、オフラインのプロモーションと連動してSmartNews広告を投下することで、認知拡大からサイト誘導までの流れを最適化。電車内で広告を見たユーザーがそのままスマホでニュースをチェックする行動動線を活かし、リアルとデジタルの相乗効果を実現している。テレビ露出のタイミングでWeb広告を集中投下することで、オーガニック検索も含めた全体の成果向上に成功。

2. AI活用による効率的クリエイティブ運用とデータドリブンな最適化

AIで大量の見出し案を生成し、実際の成果データに基づいて高CPC広告を削除していく運用スタイルにより、一人運用でも短時間で効果的なクリエイティブ最適化を実現した。完璧な見出しを最初から作る必要はなく、データドリブンで改善していく姿勢が重要。具体的なベネフィットを示す訴求が特に効果的であることを発見し、「VIP席登場」など明確な価値提示によりコンバージョン2倍の成果を達成している。

3. 媒体特性に応じた明確な役割分担による全体最適化

SmartNewsは低コストでのサイトアクセス獲得に特化させ、コンバージョン獲得は他媒体に任せる明確な役割分担により、各媒体の強みを最大化。クロスネットワーク効果により、SmartNewsでのアクセス増加が他媒体のコンバージョン効率向上にも寄与している。全ての媒体で同じ目標を追うのではなく、戦略的に使い分けることで、一人運用でも高度な広告運用を実現している。

  • X
  • Facebook
  • Line
導入事例一覧へ

新着導入事例

まずは
お気軽にご相談ください

ご検討されているお客様へ
No.1ニュースアプリ SmartNewsの広告で
期待以上のコストパフォーマンスを実現しましょう!